下肢静脈瘤の運動療法

◆下肢静脈瘤の運動療法

下肢静脈瘤の予防として、肉体的に健康状態を維持する為の運動療法は最も大切なことです。

足の筋力を高めれば静脈還流をよくしますので、下肢静脈瘤を予防します。

しかし、長距離のジョギングや激しいエアロビクスなどは、下肢の静脈圧を高めかえって下肢静脈瘤の悪化をまねく場合がありますので、激しい運動は避けた方が良いでしょう。

散歩など歩く運動や水泳などは効果的で優れた運動といえるでしょう。

下肢静脈瘤の運動療法は静脈瘤の程度に関係なく、下肢静脈瘤の有る方は取り入れると良いでしょう。

簡単な下肢静脈瘤の運動を紹介します。

●つま先立ち運動
両足を肩幅位に開いて立ち、机などにつかまり10秒間つま先立ちをする。
これを20回繰り返して下さい。

●太ももの体操
椅子に腰かけ、片足を少し高くあげ、10秒間の静止をする。
これを20回繰り返して下さい。

●つま先上げの運動
かかとを床に付け、つま先を上げ10秒間の静止をする。
これを20回繰り返して下さい。

仕事場が立ち仕事なので、足の筋肉は大丈夫と良く耳にするのが、立っているだけではふくらはぎは使ってないので下肢静脈瘤は悪くなるだけです。

立ち仕事が多い場合は、屈伸運動やつま先立ち、などを仕事の合間に行ってふくらはぎを使う様にして下さい。

又、座る時や寝るときに15〜20�p足を上げる事は、心臓に静脈血が流れやすくなりますので、下肢静脈瘤の予防の効果はあります。