下肢静脈瘤の種類

◆下肢静脈瘤の種類！

足の血管が浮き出る下肢静脈瘤とは足の静脈が太くなってコブ状に浮き出て見えるようになった状態をいいます。

足の血管が浮き出る下肢静脈瘤は静脈瘤の太さや症状が出る部位によって、大きく分けると伏在型、側枝型、網目状、クモの巣状、の4つのタイプに分類することが出来ます。　

通常はいくつかのタイプが混在している状態の場合が多いようです。

≪伏在静脈瘤≫
伏在静脈瘤は、最も患者さんが多く、外来にみえる患者さんの約7割がこのタイプの静脈瘤です。
大伏在静脈や小伏在静脈に逆流が発生して出る場合が多いのですが、大伏在静脈と小伏在静脈のどの静脈が原因なのかわ、検査を受けてみる事が大切です。

≪側枝静脈瘤≫
伏在静脈の枝から分かれた分枝静脈で発症する静脈瘤で伏在静脈瘤よりも細く孤立してみられることがあります。

≪網目状静脈瘤≫
皮膚直下の細い静脈が網目状に拡張してできるのが網目状静脈瘤です。
側枝静脈瘤よりも細く2-3ｍｍの静脈の拡張で青色の網目状のものが多くみられます。

≪クモの巣状静脈瘤≫
皮膚内の細い静脈が拡張してできますが、網目状静脈瘤よりも細く、太さが１mm以下と静脈瘤のなかでも最も細く、紫赤色になるタイプの静脈瘤です。